「考坊・タッキーN」J.S.Bach's ROOM MP3(96kbps)
プログラム 3. BWV639「オルガン小曲集」より 41番 へ短調
Ich ruf' zu dir, Herr Jesu Christ
a. STR1_2 b. ORG_N2 c. RcHp_N2 d. EPf_N2
2:50 a. 弦楽合奏(ストリングアンサンブル)
2:40 b. パイプオルガン (フルート系音色による)
2:00 c. リコーダー & チェンバロ(ハープシコード)
2:15 d. E・Pf (電子ピアノ)
★★
この曲は下記の手元の楽譜を参考にして作成しました。
EDITION PETERS 「J.S. BACH EASIER ORGAN WORKS 」
46のコラール・プレリュード(前奏曲)オルガン小曲集の中の1曲(第41番)です。
しかし、Ich ruf' zu dir, Herr Jesu Christ
日本語訳「 主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる 」 ではわたしのように
クリスチャンでない人にとってはよく意味が(・・・・呼んでいるのは誰なのか?)
理解
できません。そこで他の訳がないかと調べてみますと・・・・
この曲は英語では 「 I CALL TO THEE, LORD JESUS CHRIST 」と訳されていました。
また、日本語訳では
コラール「主イエス・キリスト、我汝を呼ぶ」
コラール・プレリュード「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」
・・・・・などとあり やっとなんとなく理解できました。
でも、この曲を知ったのは旧ソ連SF映画「惑星ソラリス」の挿入曲としてです。
こんなにも印象的な曲がバッハ作品であり、楽譜をすでに所持していた!と気づいた時は
「この曲をDTMでもいいから演奏せよ!」とのバッハからのお告げかも? と思ってしまい
ました。 『ほんとうに。。。』 です。
タッキーNは「理屈抜きの単純なバッハ大好きびと」族なのですが、この曲もまた胸に
残ってしまう1曲なんですね。3声の単旋律パートからなりたっているシンプル構成ですが
淡々とした流れの中でなにかをしみじみと語りかけてくるように思えます。
またリコーダーでこの曲を演奏しているとなんか「語りべ」になっているような気がします。
まぁ個人的な感情はおいておいて・・・・
楽譜をみますと、数箇所歌詞の最後(フレーズの終わり)にあたると思われるところに
フェルマータ記号があるんですが、どう・どの程度演奏に反映させるのが正しいのか
判断できないのでほんの少しテンポをずらす程度にとどめています。
本当はもっと停止させるべきかも?
映画「惑星ソラリス」の冒頭で流れるこの曲の場合は[b.パイプオルガン]タイプで、でも
テンポはもう少し遅く重々しいのですがこのフェルマータはほとんど反映されていないよう
です。
この曲はね! 「考坊・サイトの最初の曲(トップページのBGM)」として1年間お聞き
いただきました。(親しみ愛好していただいた方、どうもありがとう !!)
最初は■MIDI・E.Pf(電子ピアノ)版でしたが、
【MP3】■ストリングアンサンブル(弦楽合奏)による演奏に変更し、更に'06.9.7には
【MP3】■オルガン演奏 ■リコーダーとハープシコード ■E.Pf(電子ピアノ) の演奏を
付加え 4スタイルのMP3連続演奏に変更しました。
この曲はいろんな作曲家・演奏者によって編曲されており、「考坊」でも複数の楽器編成
スタイルで演奏させ、バッハともっと親密になろうと試み?ました。
「考坊」愛読?者の方から「今年(2006)出合った曲の中ではこの曲が1番」とのメールも
いただいています。
今回('06.10.09)トップページの曲を他に譲ったので、ここに単独ページとして残しました。
このページは時々見直して 少しですが文章に手を加えています。